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2018年09月27日 recruit

注意喚起:Apache Struts 2の脆弱性を突いた攻撃について

Apache Software Foundation が提供する Apache Struts 2 は、
Java のウェブアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワークです。
2018年8月24日にIPAより脆弱性に関する注意喚起が行われております。
セキュアソフトのグループ会社であるサービス&セキュリティ株式会社(SSK)の
セキュリティオペレーションセンター(e-Gateセンター)より情報が公開されましたのでご紹介いたします。

本記事はこちらよりPDFにてご覧頂けます。


セキュアソフトのSniper IPS、Sniper ONEシリーズでは、
今回の脆弱性に対するシグネチャーを9月6日付けでリリースしております。
また、Apache Struts 2の脆弱性については昨年もセキュリティニュースを発行しております。
2017年9月13日発行:【Technical Report17-09】
ぜひご参照頂きますようお願いいたします。


注意喚起:Apache Struts 2の脆弱性を突いた攻撃について

 1. 概要

 Apache Software Foundation が提供する Apache Struts 2 は、Java のウェブアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワークです。フレームワークを使用することでアプリケーションの開発を効率よく進めることができます。ただし広く普及しているフレームワークは利便性に優れる一方で、攻撃の対象として狙われる可能性も高くなります。今回紹介するApache Struts 2は過去にも致命的な脆弱性が多数報告されております。

 

 2018年8月24日に IPA及びJPCERT/CCによってApache Struts 2の脆弱性(CVE-2018-11776)について注意喚起が行われております。今回の脆弱性が悪用された場合、遠隔の第三者によって、サーバ上で任意のコードを実行される可能性があります。

 IPAより、本脆弱性を悪用する攻撃コードが公開されているとの情報が発表されていますので、対策済みのバージョンへのアップデートや回避策を実施する必要があります。(後述の脆弱性情報を参照ください。)

 

 e-GateセンターにおいてもApache Struts 2に対するサイバー攻撃が確認されています。図1はe-Gateセンターの監視するシステムにおけるApache Struts 2に関連する攻撃イベント数の推移です。2018年5月以降、イベント数は減少傾向にありますが、一定数の攻撃通信は継続しております。

 

【図1 Apache Struts 2関連の攻撃イベント数の推移】

 

 2. 脆弱性情報詳細

 ⑴Apache Struts 2 (CVE-2018-11776)の脆弱性

 対象となるバージョンで以下の条件の両方を満たす場合、本脆弱性の影響を受けます。

 ・alwaysSelectFullNamespace を true に設定している

 ・Struts設定ファイル(struts.xmlなど)に、オプションのnamespace属性を指定しないか、

  ワイルドカードネームスペースを指定する "action"タグまたは "url"タグが含まれている場合

 

 本脆弱性を悪用された場合、遠隔の第三者によって、サーバ上で任意のコードを実行される可能性があります。

 

【図2 攻撃イメージ】

 ⑵対象となるバージョン

 - Apache Struts 2

 - 2.3 から 2.3.34

 - 2.5 から 2.5.16

 ⑶対策

 ①本脆弱性を修正した下記のバージョン以降のものに更新する。

  Apache Struts 2.3.35

  Apache Struts 2.5.17

 ②Strutsの設定ファイル(strtuts.xmlなど)でnamespaceの値を指定し、

  URLタグのvalueとactionの値を指定する。

 ③上記の更新や設定ファイルの修正ができない場合、IPSやWAFなどをインターネットからの経路上に設置し、

  悪意のある攻撃を検知、遮断することができます。

 ⑷参考情報

 ■Apache Struts 2

  Version Notes 2.5.17

  Version Notes 2.3.35

  Security Bulletins S2-057

 ■JPCERT/CC

  Apache Struts 2 の脆弱性 (S2-057) に関する注意喚起

 ■独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

  Apache Struts2 の脆弱性対策について(CVE-2018-11776)(S2-057)

 3. e-Gateの活用について

 今回の攻撃は製品の脆弱性を狙った攻撃の一種です。サイバー攻撃を早期に発見する為には、対策(3)の③のようにセキュリティ機器を導入し、それらの機器の運用監視を行うことが重要です。SSKの総合セキュリティサービス「e-Gate」では、最新の分析システムを活用し精度の高い検知、また専任のアナリストによる分析を行っております。「e-Gate」のセキュリティ監視サービスをご活用頂くことにより迅速なセキュリティインシデント対応が可能となります。

 

■総合セキュリティサービス「e-Gate」

 SSKが40年以上に渡って築き上げてきたIT運用のノウハウと、最新のメソッド、次世代SOC"e-Gateセンター"この2つを融合させることによりお客様の情報セキュリティ全体をトータルにサポートするのがSSKの"e-Gate"です。e-Gateセンターを核として人材・運用監視・対策支援という3つのサービスを軸に全方位のセキュリティサービスを展開しています。

【参考URL】https://www.ssk-kan.co.jp/e-gate/

 

 

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