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2018年04月27日 recruit

注意喚起:WebLogic Serverの脆弱性を突いた攻撃について

2017年12月下旬にWebLogic Serverの脆弱性を突く攻撃が報告されました。

セキュアソフトのグループ会社であるサービス&セキュリティ株式会社(SSK)のセキュリティオペレーションセンター(e-Gateセンター)では、 2018年4月になった現在でも、WebLogic Serverを狙った攻撃活動が多く観測されております。

このWebLogic Serverを狙った攻撃の詳細情報と対策について、e-Gateセンターより情報が公開されましたのでご紹介いたします。

また、SecureSoft製品のSniper IPSでは今回の攻撃に対応するシグネチャをリリースしております。
その詳細について情報を公開いたします。

なお、本記事はこちらよりPDFにてご覧頂けます。


注意喚起:WebLogic Serverの脆弱性を突いた攻撃について

 

1. 概要

 2017年12月下旬よりOracle WebLogic Server*(以下、WebLogic Server)のサブコンポーネントであるWLS Securityにおける脆弱性(CVE-2017-10271)を突く攻撃が報告されております。この脆弱性は、WLS Securityに対して悪意を持った攻撃者が細工したリクエストを送ることで、サーバ実行ユーザ権限で任意のコードを実行可能にすることができるものです。悪用された場合は、情報の搾取や改ざん、DoS攻撃を受けるといった可能性があります。共通脆弱性評価システム「CVSS v3」におけるスコアは9.8と高く、容易に悪用が可能だとされています。昨年末に公表された脆弱性ですが、4月になった現在でも活発な攻撃活動が観測されております。

  当セキュリティオペレーションセンター(以下、e-Gateセンター)においても、本脆弱性を狙ったと思われる通信を検知しています。下図はe-Gateセンターが監視するシステムにおける当該通信のイベント数のグラフです。2017年12月下旬より多数通信が検知され始め、依然として多くの通信を確認しています。攻撃の対象とされて被害を受けないようにする為に、対策を実施しなければなりません。正しい情報を把握して早期に対応することが必要です。

* Oracle社の提供するアプリケーションサーバソフト

 

【図1 WebLogic Server宛の通信数の推移】

 

2. WebLogic Serverの脆弱性を突いた攻撃と対策について

 ⑴WebLogic Serverの脆弱性を突いた攻撃

  攻撃者は脆弱性のあるWebLogic Serverに対して、細工を施したリクエストを送信し、サーバ上で攻撃者が用意した任意のコードを実行します。

 【図2 攻撃イメージ】

 2018年4月現在では、主に仮想通貨をマイニング**するプログラムをサーバにダウンロードさせて実行し、サーバのリソースを使用してマイニングを行う攻撃が主流となっています。仮に当該脆弱性を悪用され、マイナー***が仕込まれるとCPU使用率が著しく高騰します。CPUの使用率が急騰した場合は、見覚えのない不審なプロセスを停止して下さい。

 ** コンピュータで仮想通貨の取引をチェックし、ブロックチェーンという取引台帳に追記していく作業のこと。
***マイニングするプログラム、又はマイニングを行う人を指します。

⑵対象

 次のバージョンの Oracle WebLogic Server が本脆弱性の影響を受けます。

  • Oracle WebLogic Server 10.3.6.0.0
    • Oracle WebLogic Server 12.1.3.0.0
    • Oracle WebLogic Server 12.2.1.1.0
    • Oracle WebLogic Server 12.2.1.2.0

※上記バージョン以外でも脆弱性の影響を受ける可能性があります。詳細はベンダに確認してください。

 ⑶対策

 Oracleより、修正済みバージョンが提供されています。

  • Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0

※修正済みバージョンを適用することを推奨いたします。

⑷参考情報

 JPCERT/CC  Oracle WebLogic Server の脆弱性 (CVE-2017-10271) に関する注意喚起

JVNDB-2017-008734

Oracle Critical Patch Update Advisory - October 2017

 3. e-Gateの活用について

  今回の攻撃は製品の脆弱性を突く攻撃の1種です。ターゲットとなるサーバへの攻撃を早期に発見する為には日々の運用監視が重要です。SSKの総合セキュリティサービス「e-Gate」のセキュリティ運用監視サービスをご活用頂くことで精度の高い検知、早期発見による迅速な事後対応が可能となります。

■総合セキュリティサービス「e-Gate」

 SSK(サービス&セキュリティ株式会社)が40年以上に渡って築き上げてきたIT運用のノウハウと、最新のメソッド、次世代SOC"e-Gateセンター"この2つを融合させることによりお客様の情報セキュリティ全体をトータルにサポートするのがSSKの"e-Gate"です。e-Gateセンターを核として人材・運用監視・対策支援という3つのサービスを軸に全方位のセキュリティサービスを展開しています。

【参考URL】https://www.ssk-kan.co.jp/e-gate/

 

 

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